令和3年度　九州大学法学部学位記授与式出席報告

福岡のソメイヨシノがちょうど見頃を迎えた去る2022年3月23日（水）、九州大学伊都キャンパス　イーストゾーン大講義室Ⅱにおいて、法学部学位記授与式が厳かに執り行われました。

直前まで福岡県に発令されていた新型コロナウィルス蔓延防止等重点措置も解除され、晴れて伊都キャンパスに集う形で式典を行うことができたことは、卒業生にとっても卒業生を送り出す側の教職員の皆様にとっても、ひと際感慨深いことであるということは、三密を避ける工夫を随所に凝らした会場の入り口に立った瞬間にひしひしと伝わってまいりました。

卒業生の皆様は濃紺のスーツや色とりどりの袴姿に身を包み、それぞれのゼミの会合終了後に大講義室に入場されました。いつもながら会場は本当に華やかな雰囲気に包まれました。学位記の授与については、各担当教官より、卒業生ひとりひとりに手渡す形式で行われるため、授与のたびにお世話になった先生と親しく歓談する卒業生の姿が目につきました。

学位記授与の後には、熊野直樹九州大学法学部長より祝辞が述べられました。熊野先生は卒業生に向けた祝辞とともに、昨今の混乱する国際情勢などにも触れられ、「混沌を恐れず、チャレンジせよ」という言葉を卒業生に贈られました。法学部の学位記授与式に相応しい示唆に富んだお話しで大変感銘を受けました。

式典の終わりには、同窓会のためにお時間をいただき、同窓会担当の五十君教授とともに、壇上から東京同窓会のこれまでの活動や組織のご説明、4月23日に開催予定の新人歓迎会のご案内をさせていただくことができました。関東方面に就職、進学される卒業生には同窓会活動を通して仲間を増やし、複数あるセーフティーネットの一つとして同窓会を活用していただきたいという点を五十君先生とともに直接卒業生の皆様に語りかけることができる貴重な機会をいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

また、今回の学位記授与式の出席に際しては、大学付近に昨年オープンしたホテルに宿泊いたしました。ホテル内でも当日朝は卒業生やご父兄の皆様の姿を目にすることも多く、こうした大学付近の施設の整備により九大へのアクセスが良くなっていくことは、今後の同窓会活動にとっても朗報の一つだと感じました。

九州大学法学部の益々の発展を祈りつつ、今回のご報告とさせていただきます。

文責　事務局次長　田中博子