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九州大学経済学部同窓会

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お知らせ
2015.11.13 ゼミだより2号 〖山本ゼミナール〗

~【山本ゼミ紹介】
こんにちは。九州大学経済学部山本健兒ゼミナールです。私達は火曜日の4限に、4年生2人、3年生6人、院生1人の9人で活動しています。ゼミで主に扱うテーマは、山本教授の専門である経済地理や地域の産業に関連するものです。
山本教授は、新潟県のご出身で、一橋大学の社会学部を卒業され、東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程を経て、ミュンヘン工科大学に留学されました。これまで高知大学・法政大学にて教鞭をとられ、06年より九州大学にて教授を務めていらっしゃいます。昨年度まで本学の経済学研究院長、12年より現在も経済地理学会会長を務められるなど、多方面にて活躍されています。
今年度の山本ゼミでは、前期は主に日本における各種業界について、その歴史と現状について輪読及び議論を行いました。後期は、4年生による卒論の進捗報告と、3年生による経済地理に関する学術雑誌掲載論文の輪読を並行して行っています。少人数のゼミのため、誰もが発言しやすく活発な議論が行われます。それぞれの発表や議題に対して教授によるコメントを頂き、適切なフィードバックが行われます。
山本ゼミの最も大きな特徴は、毎年夏休みに行われるゼミ合宿です。今年度は3泊4日の日程で、長崎県と佐賀県に立地する12の企業・団体を訪問し、インタビューを行いました。訪問する企業の選定やアポイントメントも、教授のアドバイスやお力添えを受けつつ、学生が主体的に行います。初夏から合宿直前までに訪問する企業および関連する産業、その背景となる地理的条件についての学習・分析を重ね、実際の合宿では学生が積極的に質問を行いました。世界的に活躍する大企業から規模は小さいけれども他にはない技術を持つ企業まで、食品・金属加工・商店街・造船など多種多様な業種の経営者の生の声をお聞きすることが出来、大変密度の濃い合宿となりました。現在3年生は合宿の成果報告としてゼミ論文を作成中です。
山本教授は本ゼミの目標として、「活発に発言すること」、「他者の意見に耳を傾けること」、「しっかりとした論文を執筆する」ことを挙げられています。ゼミ生は、日々のゼミで多様な論文を読み、3年時に合宿の成果報告としての共同論文、4年時に個人で卒業論文を執筆することでその目標を達成します。学生が執筆した論文は、「山本ゼミ論文集」として製本します。
ゼミ卒業生の進路は大学院生も含めて、県庁・市役所や国税局などの公務員が比較的多く、そのほか電力企業、保険・金融機関、教育産業、情報サービス産業、運輸観光業、製薬業、大学院進学、調査研究機関など多岐にわたっています。
今後とも、山本ゼミナールをどうぞ温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます。
                                                    経済学部3年 中野有紗
 

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