会長挨拶
村田秀一
平成20年7月に発足しました「宇部山陽小野田九友会」は6年目を迎えています。平成26年4月に吉森忠彦初代会長の後任として、二代目の会長に就任しました。会員の皆様のご協力をいただきながら地域の活性化にも貢献できる団体へと発展させたいと思っています。
時代は、明らかに「集中、効率、量的、画一」から「分散、選択、質的、個性」へと変わりつつあることを実感しています。日本の政治、経済におきましてもグローバルな関係はもちろんのこと新たな大義・方向・生き方を見出さなければ生き残れない状況にあること国民が認識していると思っています。
日本が誇ってきた義務教育制度、高等教育システムも今変革が求められていますし、人材育成策・人材活用策も多様化してきていますが、その成果が現れない状況にあります。このような資本主義の成熟過程に突入した日本においては、従来の価値観での対応では衰退への道を辿ることになるのではないでしょうか。
今、国家・国民ともこの局面をいかに乗り越えるか暗中模索の状態ですが、従来の農耕民族的なやり方では通用しないのではないかと案じています。しかし、必ずや新たな社会システム等も生まれ、世界の範となる夢ある日本が実現すると確信しています。
当同窓会におきましても、多くの団塊世代が加わり、新たな活動を模索しながら、日本を支えてきた、また、支えている世代との共同・協同による行動が、元気な地域の発展につながることを期待しています。