2024年 新年のご挨拶
九州大学法学部東京同窓会会長 櫻井 龍子
明けましておめでとうございます。コロナもほぼ克服でき、久しぶりにマスクなしのさわやかな新年をお迎えのことと思います。
九州大学法学部東京同窓会も、昨年11月の定例の総会・懇親会は、多くの方のご参加を得て、また南野教授の迫真の講義などにより、大変盛り上がった会合となりました。改めて御礼申し上げます。
さて、昨年10月に福岡へ行ったついでに、箱崎九大前の地下鉄の駅から歩いて、元のキャンパスを訪ねてみました。正門と本部の赤煉瓦の建物、工学部本館の茶色の大きなビルだけがぽつんと残っているだけで、あとは、貝塚の方まで広々とした空き地が続くのみになっていました。寂しいというか、時の流れの非情さを感じたものです。
ただ、正門の左の方の木立の中に、「法文学部発祥乃地」の大きな石碑を発見したときはおおっと思いました。これは1986年に、法文学部60周年(1984年)を記念して建立されたものです。その当時の同窓生などの思いがこもった記念碑ですから、その地にそのまま残されたのでしょう。
ご承知の通り、今年は、法文学部創設100周年に当たります。記念式典などとともに、記念のモニュメントを伊都キャンパスの法文学部ビルの中に設置することとなりました。コンペで作品を選び、今年の11月までに完成の予定です。
その経緯等については、五十君教授から各地の同窓会で詳しく報告されたところです。新しいモニュメントも長く九大生たちに愛され、その記憶に残っていくことでしょう。
100周年記念行事としては、他に、記念誌の発行、文系4学部副専攻プログラムの成績優秀学生への奨学金の支給、短期語学留学の支援などが計画されています。そのため、様々な形での寄付が同窓生たちにお願いされているところです。3000万円の目標にはもうひと息というところのようですから、すでにご寄付いただいている方もおられるかと思いますが、年が改まって更なるご協力が期待されるところです。
新年早々無粋なお願いで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。また、今年の11月の東京同窓会総会は100周年ですから、より多くの方々が集われることを願ってやみません。
2024年正月
九州大学法学部東京同窓会
会長 櫻井 龍子