九州大学経済学部同窓会 お知らせ詳細

お知らせ

2014年12月11日

ゼミだより1号 〖川波ゼミナール〗

~こんにちは。九州大学経済学部川波ゼミナールです。私たちは、川波洋一教授のご指導の下、日々金融論の勉強に勤しんでいます。現在、川波ゼミは4年生10名、3年生9名(うち2名は海外留学中)の19名で構成されています。火曜日の4・5限をフルに使い、川波教授のご専門である金融論を中心に幅広く議論を行っています。

川波洋一教授は、1951年に福岡県に生まれ、地元の県立高校から九州大学経済学部に入学、その後、大学院の修士課程、博士課程を経て、1981年から九州大学経済学部の教員として、教育・研究に携わってこられました。九州大学経済学部においては、これまで33年間にわたって教鞭をとり続けていらっしゃいます。様々な研究を続ける傍ら、学生の問題意識や議論にも真摯に耳を傾けていらっしゃいます。

~今年度の川波ゼミは、前半は主に金融政策、後半は高度成長、中央銀行、金融危機などについて学びました。毎回のゼミでは、輪読書をもとに報告者がプレゼンテーションを行ったうえで議題を提示し、大半の時間をその議論に充てています。議論は、完全にゼミ生が主体となって自由闊達に行うのが川波ゼミのスタイルです。そのため、川波教授から議論の途中でコメントを頂くことは滅多にありませんが、議論の最後には必ず教授から講評を頂きます。ゼミでの議論は専門的な内容になるため、ゼミ生には、日々経済問題に関心を払い、よく勉強しておくことが求められます。

~上記のような通常のゼミ運営に加え、様々なイベントを盛んに催していることも、川波ゼミの大きな魅力です。今年度は、財務省大臣官房審議官の藤城眞様や、福岡県信用保証協会からは廣瀬悦士様、楠本章雄様をお招きし、講演会を開催しました。また、去る11月には三日間の日程で沖縄県にてゼミ合宿を行い、地域で活躍する金融機関を訪問しました。そのほかにも、卒業論文を4年生全員で執筆して製本したり、頻繁にゼミコンパを催したりと、一年間を通して精力的に活動しています。

~卒業後のゼミ生の進路は様々です。大学院進学や、公務員への就職の道を選ぶ者もおりますが、近年では金融機関への就職者が目立ちます。各界で活躍される先輩方と現役生の交流も盛んであり、ゼミ生は卒業後の進路についても高い意識を持っています。

今後とも、積極的に活動して参りますので、どうぞ川波ゼミナールを温かく見守って頂きますようお願い申し上げます。

経済学部4年 伊藤 雄気