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お知らせ
2016.11.25 2017年新年賀詞交歓会・第1回公開講座のご案内

 

 関西西同窓会では、来る2017116日(月)、下記の要領にて恒例の新年賀詞交歓会を開催いた

しますので、ご案内申し上げます。

 皆様には諸事ご多用の折、誠に恐縮に存じますが、万障お繰り合わせの上、是非ご参加いただきま

うお願い申し上げます。

 今回は懇親会に先立ちまして、第一回公開講座といたしまして、九州大学が1961年から実施してい

る、界的に高く評価された精度の高い研究である久山町研究(糟屋郡久山町の住民を対象に脳卒

中、心血管疾患などの疫学調査)につきまして、この研究の中心である、公益社団法人 久山生活習

慣病研究所 代表理事、九州大学名誉教授の清原 裕先生を講師にお招きし、ご講演いただきます。

ご講演の概要、ご略歴は下記をご参照下さい。

 

 今回はこの講演会を公開講座といたしまして、同窓生の方だけでなく一般の方にもご参加いただく

です。                                                      敬具                   

                            

 

日  時: 2017年 月16日(月)16時30分 開場            

(1)公開講座  17時00分~18時20分

                      タイトル「脳卒中と認知症から自らを守る」

           公益社団法人 久山生活習慣病研究所 代表理事

           九州大学 名誉教授          清原 裕 先生

 

 (2)懇親会   18時30分~20時30分  新年賀詞交歓会

                        関西同窓会 会長挨拶

                        九州大学 ご挨拶

                         懇談

 

場  所: ハートンホテル北梅田 3階 公開講座「こがね」・新年賀詞交歓会「もえぎ」

            大阪市北区豊崎3丁目1210号  06-6377-0810(代表)

            http://www.hearton.co.jp/kitaumeda/access/

 

会  費: 公開講座は無料

       懇親会6,000円 (平成28年卒は無料、平成23年~27年卒は3,000円)

 

お申込み:ご参加いただけます方は、お手数ではございますが、2017年1月6日()までに

             添付の参加申込書にご記入の上、E-mailもしくはFAXにてご連絡いただきますよう

        お願い申し上げます。

             追って事務局より受付確認のご連絡をさせていただきます。

 

連 絡 先: 九州大学関西同窓会事務局(九州大学大阪オフィス内) 担当 赤松 

                  〒530-0001 大阪市北区梅田1-3-1-600 大阪駅前第一ビル61-117号 

                                     TEL  06-4797-6280(10:00~17:00FAX 06-4797-6281

                                      E-mail  doso-kansai@jimu.kyushu-u.ac.jp

 

               ○九州大学関西同窓会 幹事長 岡政徳

                                      E-mail masanori2236@kib.biglobe.ne.jp

 

 

 

(講演概要)

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                講演「脳卒中と認知症から自らを守る」

 

 

              公益社団法人 久山生活習慣病研究所・代表理事

                        九州大学名誉教授 

                         清原 裕 先生

 

 

                            講演要旨                                           

わが国は超高齢社会を迎えるとともに、生活習慣の欧米化による肥満や糖尿病の増加など新たな

健康問題が生じています。このような社会環境の変化は、脳卒中や認知症の患者さんの増加とい

う大きな課題をもたらしました。脳卒中・認知症の有効な予防対策を確立するには、地域住民にお

けるその実態を把握し、その要因(危険因子)を明らかにする必要がありますが、その目的にかな

た優れた疫学的手法の1つに「前向き追跡研究」があります。

福岡県久山町では半世紀にわたり、世界で最も精度の高い生活習慣病の前向き追跡研究(久山町

研究)が継続されています。講演では、久山町研究で明らかになった地域住民における脳卒中・

知症の時代的変化と現状、さらにはその要因と予防のあり方について述べます。

 

                             久山町研究とは

疫学調査が進行中の久山町は、福岡市の東に隣接する人口約8,500人の比較的小さな町です。

この町の年齢・職業構成、栄養摂取状況は日本の平均レベルで推移していることから、町住民は

型的な日本人のサンル集団といえます。この研究では、1961年より40歳以上の全住民を対象

健診を繰り返して時代の異な追跡集団を設定しています。いずれの集団も健診受診率が高く

7890%)、脱落例が過去3名のみと徹底た追跡調査がなされています。さらに死亡者を原則と

して病理解剖し、その死因とともに隠れた疾病の有を詳細に検討しています(通算剖検率75%)。

つまり、各集団の健診・追跡調査の成績は、この地域における各時代の生活習慣病の実態とその

動向を正確に反映していると考えられます。また研究の一環として、世界に先駆けて、1985年に

65歳以上の高齢住民を対象とした認知症の本格的な有病率調査・追跡調査が始まり、認知症に関

る多くのエビデンスが蓄積されています。

 

                            略     歴

1976年ソビエト連邦ロストフ国立医科大学卒業。1978年九州大学医学部第二内科に入局し内科研

修を受ける。

1980年より同科が主催する福岡県久山町における生活習慣病の疫学調査(久山町研究)に参加。

1991年より久山町研究・主任研究員。2006年より九州大学医学研究院環境医学分野・教授を経て、

20164月に九州大学名誉教授、公益社団法人・久山生活習慣病研究所・代表理事(専任)に就任。

主な専門分野は脳卒中、認知症、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病など生活習慣病の疫学研究。

 

 

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