2014.4.30
平成26年度 支部総会開催のご案内
平成26年度 九大同窓会長崎支部総会を下記のとおり開催いたします。
会員の先生におかれましては、万障繰り合わせのうえ、多数ご参加下さい。
○日時: 6月14日(土曜) 17:00 総会 17:30 講演会 19:00 懇親会
○場所: 講演会:UKデンタル 懇親会:江山楼
○講師:梯 裕恵先生
(29期 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 顎口腔再生外科学分野 助教 )
ビスフォスフォネート(以下BP)製剤は強力な骨吸収抑制作用を有する薬剤で、骨吸収をきたす疾患の治療薬として広く用いられている。骨粗鬆症の治療に対する経口投与をはじめとし、固形癌の骨転移や多発性骨髄腫など、さまざまな疾患への臨床応用が広がっている。
一方、BP製剤長期投与の副作用として出現した顎骨壊死(BRONJ)の臨床報告が2003年のMarxの報告以降急増し、臨床的にまれな疾患ではなくなってきた。
本疾患の最大の問題点は非常に難治性ということで、診断、治療および予防に関して多くの報告や提言がなされているが、明確な基準はいまだ確立されていない。
本講演では、BRONJに対するポジションペーパーに則った歯科治療や、副作用として顎骨壊死を発生し得るBP製剤以外の分子標的薬について説明するとともに、現在の長崎大学病院でのBRONJ患者の臨床統計学的検討、当科で実施している臨床研究について紹介する。
詳細については
支部長 樋口賀一郎 (kaichi29@hya.bbiq.jp)まで、お問い合わせください。