3月を迎え、新年度を控え皆様にはお忙しい時期をお過ごしと存じますが、COVID-19による自動車産業を含む経済への影響が世界中に拡大する中、一日も早く収束に向かい皆さまが健康であることをお祈りする次第です。　この度、九州大学大学院統合新領域学府は発足後10年の節目を迎え、同学府教授である川邊武俊先生、廣田正樹先生のご助力も頂き、オートモーティブサイエンス専攻（以下　AMS専攻）の同窓会　仮称「車交会」を発足する運びとなりました。そして僭越ながら私がその初代会長を拝命いたすことになりました。

　AMS専攻学科は自動車を科学の対象ととらえ直し、広範な知の動員により新たな知を創造する目的で2009年4月に設立され、その後10年間に約200名以上の方々を自動車産業や関連する広範な業界に、大いに活躍されておられる人材を輩出して参りました。

　本会の設立は、自動車産業の興隆、自動車交通の発展に携わる会員相互の親睦を図り、また九州大学大学院統合新領域学府AMS専攻の活動を支援することを主な目的としており、この会の発足をきっかけとしてご参加いただく各位の連携を強め、更なる新たな知の創造が促進されることをお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます。