会長挨拶(2024年11月)
伊藤 一秀
我が,大学院総合理工学府は,1979年の総合理工学研究科発足から40余年にわたり,多くの修士課程,博士課程修了者を世に送り出し,同窓会としても会員数9000名に迫ろうとしております.
総合理工学府は,学部組織を持たない学際大学院として発足し,九州大学の中でも先端的かつ環学的な大学院組織としてユニークな存在であり続けてきました.2021年の学部学科再編により,工学部に新設された融合基礎工学科の学部学生が2年次より筑紫キャンパスに配属されることになり,更に高専連携コースの学生(高専専攻科からの編入学生)も加わることで,学府の伝統は継承しながらも学部教育との連携を深め,多様性と学際性を増しながら更なる発展を目指して努力を継続しています.
総合理工学府は,広く国内外から学生を受け入れいれておりますが,特に博士課程の留学生比率は5割を大きく超えており,国際性を増しています.筑紫キャンパスに同居する応用力学研究所ならびに先導物質化学研究所とも密に連携しながら,研究教育の国際化ならびにグローバル化を強力に推進し,高度科学技術を習得した国際性豊かな修士,博士を育成し,そして国際社会へ送り出しています.これが,総合理工学府の大切なミッションであり,同窓会会員各位のご支援はこの目標達成の欠かせない要素であり,一層のご指導,ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます.
最後になりましたが同窓会会員各位の一層のご活躍を祈念いたします.
2024年11月
九州大学大学院総合理工学府
同窓会会長 伊藤 一秀




