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会長あいさつ

会長挨拶

教育学部同窓会会長 望田研吾

教育学部同窓会会長 望田研吾

 この度、安藤前会長の後を受けて、教育学部同窓会(鴻臚会)会長を務めさせていただくことになりました1969(昭和44)年卒業の望田でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 九州大学教育学部は1949(昭和24)年5月に創立され、今年で創立65周年を迎えることになります。この間、九州大学教育学部は多くのすぐれた人材を輩出し、教育学部同窓生は現在、2,500人余りに上り教育界をはじめ様々な分野で活躍しています。

 ご承知のように、今日、大学はかつてないほどの変動と変革の渦中にあります。その中で、大学は同窓会との結びつきを一層強めるための努力をしていますが、同時に大学に対して支援を行う組織としての同窓会の役割も、ますます重視されています。教育学部同窓会は1966(昭和41)年に創設されて以来、同窓生の親睦や交流とともに、教育学部の発展に向けての協力も行ってきました。とりわけ、1999(平成11)年の教育学部創立50周年に際しては、同窓会をあげて記念事業の募金に協力し、その基金を元に教育学部学生の国際的視野を広げるための海外短期研修派遣制度が実施されるなど、教育学部同窓会は同窓会のそのような役割の遂行にも力を尽くしてきました。

 ただ、こうした時代の要請への対応にとっても、教育学部同窓会の現状にはいくつかの課題があることは事実です。その一つは、同窓会の財政基盤の確立が急務となっていることです。現在、種々の事情により財政基盤が揺らいでおり、同窓会の活動を円滑に進めるためには、財政基盤を立て直すことが不可欠となっています。もう一つは、近年、若い世代の方々の同窓会活動への参加が少なくなっていることです。同窓会の活性化のためには、活動への若い方々の参加が是非とも必要です。こうした現状に鑑み、昨年の総会において同窓会の在り方を検討する委員会を設けることが承認されましたが、今年度において、同委員会を中心に課題解決に向けて努力する所存です。

 会員の皆様におかれましては、教育学部同窓会の今後の在り方についてご意見、ご提案をお寄せいただくともに、同窓会の活性化に向けてこれまで以上のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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